潰瘍性大腸炎ってなんだろう。
私はある日、潰瘍性大腸炎と診断されました。
国が定めた指定難病。。。
みなさまはこの病気ご存じでしたか?
潰瘍性大腸炎とは、大腸に潰瘍やびらん(ただれ)ができる原因不明の病気です。
潰瘍性大腸炎の症状
慢性的な下痢・血便・腹痛が起こったり、発熱や貧血、体重減少などの症状が現れます。
最初は直腸に起こることが多く、次第に広がり、治療が不十分で病気が進行すると大腸全体に炎症が広がり、大量に出血したり、腸管が破れたりするなど、重篤な状態になることもあります。
一度発症してしまうと良くなったり悪くなったりを繰り返します。
『活動期』 潰瘍性大腸炎には、炎症が起きて症状が強く現れる状態。
『寛解期』 潰瘍が治り大腸の状態が落ち着いている状態をいいます。
『再燃』 一度治ってもまた悪くなる状態をいいます。
- 症状がよくなったり(寛解)、悪くなったり(再燃)を繰り返すことが多い病気です。
- 重症度による分類として、『軽症、中等症、重症、激症』
病変の拡がりによる分類として、『直腸炎型、左側大腸炎型、全大腸炎型』があります。
慢性的に再燃の状態が続く人もいれば、一度発症したきり寛解を維持し続ける人もいますので、人それぞれによって違います。なのでなかなか理解されにくく、見た目ではすごく健康に見えるのに実は潰瘍性大腸炎で苦しんでいる人だったという事もあります。
私は完全に健康に見られるので、誤解を受けやすく辛い目にたまにあいます。。。
潰瘍性大腸炎は、若年者から高齢者まで発症しますが、20代から30代の若い年代で多いみたいですが、最近は40代以降でも、多くの人が発症すると言われ、発症者は年々増加しています。安倍晋三総理大臣が苦労している病気として世間では知られていますが、私は恥ずかしながら自分が発症するまで知りませんでした。
ずっと健康だけには自信があったので、自分が病気になるなんて考えませんでした。
病気は完全に他人事と思いながら、そして、病気になるとしても30年、40年先の事と思っていました。日本人の平均寿命だって、約80年。。。
病気になったとしてもそんなこと、60歳以上になってからかな。。。
そんな感じで過ごしてました。
でも、突然の難病の診断。健康のことを第一に考えないといけない生活へと変わりました。
ちなみに私は、入院時は中等症の左側大腸炎型でしたが、入院中に悪化し、重症の全大腸炎型になり約二か月間入院してました。激しい腹痛と下血、40度以上の高熱に悩まされる大変苦痛な日々を過ごしました。
他人事とは思われると思いますが、いつみなさまも発症するかはわかりません。私もまさか自分がと思っていました。
健康で生きられるって本当にすごいことなんだなとつくづく実感しました。
今日も一日無事に生きれたことに感謝です。