もくじ
職場復帰であせらない
私は潰瘍性大腸炎(UC)で1年間の休職、パニック障害を発症して3か月の休職の2度休職を経験したことがあります。
UCの方が先で、UCの持病を持っている状態で半年後ぐらいにパニック障害になり、それでもそのまま仕事はしていたのですが、パニック障害の発症後2年ほど経って、心身ともに疲れ切ってしまい主治医から休職するように診断書が書かれました。
UC後の復帰も大変でしたが、心の病であるパニック障害で休職してからの復帰後もなかなかうまくいかずに大変でした。
今回は自分が経験したパニック障害からの復職について書きたいと思います。
心の病の回復には時間がかかる
パニック障害などの心の病の回復には時間がかかります。
目で見えてわかる病気でもないですし、薬飲んだからと言って数日や数週間で治るものでもありません。
休職の期間が半年や1年以上に及ぶことも稀ではありません。
私は最初に医師から2か月の休職をするように言われましたが、結局3か月ほどお休みすることになりました。
2か月も休職して迷惑を掛けているのに、さらにもう1か月も休むとなると、これ以上職場の方に迷惑を掛けてはいけないとか、職場での居場所がなくなってしまってどうなるのだろうとか色々と考えてしまい、どうしても焦りが生じがちになってしまいます。
焦る気持ちは自分の心の病をさらに悪化させる引き金になりかねませんし、焦る気持ちが心の病の症状の表れの可能性もあります。
時間はかかるものだと最初から思うようにしましょう。
職場復帰しても辛い事は多い
焦って職場復帰をしたとしても、復帰過程でよくなりかけていた症状が再び悪化し、出勤が困難になったり、出勤しても自分が思うように手が動かず、仕事ができない状態になることもあります。
周りの方は復帰したのだからみんなと同じ仕事ができるものだと思っていますので、よくない印象を与えてしまう可能性があります。
症状がよくなったと自分が感じていても、実際にはまだ不安定な場合がある事もしっかりと覚えておきましょう。
私は主治医と産業医から
『1~2か月間、調子よく仕事できたとしても油断は禁物で、半年間ぐらいはやる気満々になりすぎないように。』
と言われました。
少し調子がいいからといって、急に頑張り過ぎると身体に負担もかかるし、今まで少しずつ調子を上向きにしてきたのに、何かの拍子で急に落ち込んでしまう方も多いみたいで、
『復帰後すぐは低空飛行をするイメージで本当に少しだけ頑張る程度にするように』
と指導いただきました。
仕事復帰は自分が思っている以上に体力と精神力がいります。
上司や同僚から復帰前後にこのようなことをよく言われました。
『気持ちの問題だから、仕事してるとそのうちよくなるよ。』
『仕事しながら治していけるから多少無理してもやるべきだ。』
『いつまでも休んでいるとかえってよくならないから』
『気持ちが負けているから、甘えずに頑張ろう。』
本当に私の事を思ってくれているのかもしれませんし、心の健康に関する知識が不足していて軽くみてこのような発言をしていたのかもしれません。
このような事を言われて、焦って頑張ろうと思う事もありますが、自分の辛さはなかなか相手には伝わりません。
自分で解決できそうもない時は、心療内科医や産業医、カウンセラーや同じような悩みを持った方に相談してみて、よく考えてゆっくりと進めていきましょう。
まとめ
職場復帰したら自分が思ったいる以上に体が動かないことにショックを受けるかもしれません。
思っているよりもできないかもしれません。
職場復帰して数日や数週間で普段通りに戻れる人は少ないですし、私も時間がかかりました。
なにより周りの理解がなかなかされないです。
職場復帰すると周りはもう、いつも通りの仕事ができると思っています。
頑張り過ぎないように、低空飛行でほどほどに慎重に進めていきましょう。
最近の体調は大丈夫なのか?と聞かれて困ったこと ↓
https://uluka-blog.com/uc/are-you-ok/
気持ちの伝え方について ↓
https://uluka-blog.com/worry/how-to-convey-your-feelings/
まだの方はぜひ読んでくださいね。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
復帰して頑張っている人に幸あれ。