もくじ
お腹が弱い旅人(東南アジア・インド編)
初めてのひとり旅でバックパックを担いで行くのなら、東南アジアへ行く方が多いのではないでしょうか。
タイのバンコクからスタートする旅人はたくさんいますし、バンコクで情報を得てから周辺の国へ行く人も多くいますし、ビザをとるための各国大使館もありますし、予防接種を受けるための施設も多いです。
バンコクだけでも十分にひとり旅をした気分を満喫することはできます。
バンコクなら美味しい屋台もたくさんありますし、物価も安いのでついつい色んなものを食べてしまうと思います。
バンコクだけではなく、東南アジアやインドなど途上国全般にいえることですが、衛生面は日本よりもよくありません。特にどこでも安全な水が手に入る環境で過ごしてきた日本人にはお腹を下すことはよくある事です。
私はおなかがとても弱いです。
潰瘍性大腸炎という難病を抱えていますので少しお腹が弱いレベルではなく本当にお腹が弱いです。
それでもインドやタイなどの国へひとり旅はしました。
もちろん症状が安定してほとんど病気を抱える前と変わらない生活が送れるようになってからです。
持病を抱える前にも多くの国をバックパッカーの旅をしたり、海外に留学したりと、海外に慣れていたのもありますが、しっかりと何を食べたらお腹を下す確率が高いのか、衛生面はしっかりしているのかなど考えますと、腹痛問題を軽減することができます。
今回は海外での旅の腹痛問題について書きたいと思います。
お腹弱い人じゃなくても日本人はお腹弱いのでぜひ参考に読んでください。
水道水は飲まない
基本的に水道水は飲めないものと思っておいていいと思います。
コンビニやスーパーで売っているミネラルウォーターを買うのが一番安心です。
食堂などで出されるお水も基本的には飲まないようにしましょう。
お店でミネラルウォーターを注文するかジュースなど別の飲み物を注文するなどして対処しましょう。
屋台などで売っているペットボトルの水も、使用済みのペットボトルに水を詰め直している可能性もあるので、買う時はキャップが未開封かどうかしっかりと確認しましょう。
東南アジアなどはコンビニも結構ありますので、可能ならコンビニで買うと安心です。
冷たい飲み物も注意が必要
冷たい飲み物に注意しましょう。
これは冷蔵庫で冷やした飲み物というよりも、氷が入っている冷たい飲み物やかき氷のような冷たいスイーツの事です。
この氷が衛生的に良くない水道水などを使っている可能性も高いです。
飲み物を注文するときは可能なら氷なしでお願いする方がいいと思います。
かき氷のような冷たいスイーツは美味しそうに見えてもなるべく避けた方がいいです。
私も2か月ぐらい旅をしていてもう慣れてきたし大丈夫だろうとベトナムでおいしそうな氷の入ったスイーツを食べたのですが、それが原因で1週間下痢に悩まされました。
この時はまだ持病を患ってなかったので、お腹も強かったですので、お腹が弱い人は絶対に避けるべきです。
生野菜・カットフルーツを食べない
水の衛生面がよくないので、包丁を洗った水に細菌が入っている可能性もあります。
火を通しておらず、包丁で切られた野菜やフルーツはなるべく避けた方がいいです。
東南アジアやインドなどでよく屋台で売られているのを見て、とても美味しそうに見えますし、南国フルーツが日本よりも格安で食べれるので魅力がいっぱいです。
マンゴーとかパイナップルとかスイカとか大きくて甘いものが売られているのをみると、ついつい食べたくなりますよね。
心配しすぎると楽しみも減ってしまいますので、悩みどころですがお腹に自信がないのなら避けた方がいいです。
私はバンコクの屋台で売っているカットフルーツは何度も食べましたが問題なかったです。
これは健康な時も持病を患ってから行った時も問題なかったので、次に行くときもおそらく食べると思います。
でもこれも自己判断・自己責任ですので、心配なら食べないようにしましょう。
火の通った料理を食べるようにする
火の通った食べ物はおなかの弱い日本人の方には基本的に安心して食べれる料理です。
火を通すことで殺菌されているので、お腹を壊すかもしれないという不安もなく食事を楽しめると思います。
ただし、見た目以上に辛い料理もありますので、辛い料理によってのお腹を下すといったことはあり得ますので自分の口とお腹が耐えられるようなものを選んで食べるようにしましょう。
コップを洗うのも歯を磨くのもミネラルウォーターを使う
いつも衛生面のいい安全な日本の水に慣れていると、コップを洗うのや歯磨きにミネラルウォーターなんて考えられないかもしれませんが、基本的に口に少しでも入るものは何かしら細菌がいると思っておいた方がいいです。
ですので、現地の人が普通に水道水でコップやお皿を洗ってそのまま使っていたり、歯磨きもしていたりする光景をみますが、デリケートなお腹をもった日本人の方は、自前で使うコップを洗うのも歯磨きをして口をゆすぐのもミネラルウォーターを使う方が無難です。
ここは結構盲点なのですが、水道水を飲まない事に徹底していても、この部分で水にあたってしまう人もいます。
ちなみに私はインドで美味しそうなジュースが屋台で売っていて、購入してすぐに店員さんが親切心で目の前でコップを洗ってから、ジュースを注いでくれてそれを飲んでしまったがために下痢になりました。
聖地と言われる場所であっても沐浴はしない
特にインドのバラナシに旅行に行く人で、ヒンドゥー教の聖地のガンジス川で沐浴をする日本人をよく見ます。
現地の人がたくさんしていますし、せっかく来たのだからと沐浴をされる方がいますが、ガンジス川はとても不衛生です。
目や耳の穴や鼻から入った水によって、お腹を壊す方もたくさんいますので、沐浴はしないほうがいいです。
日本から薬は持って行っておく
お腹を壊したり体調不良になるようなことは旅行しているとよくあることですので、事前に胃腸薬や鎮痛剤などは持っていくようにしましょう。
ただ、現地でなった下痢などは現地の薬の方が効く場合もありますし、下痢止めは一時しのぎで治るわけではないので、体調が悪くなった場合は病院に行くことをお勧めします。
薬ではないですが、粉末のポカリスエットはとても重宝します。
熱や下痢の症状の時や脱水の症状が出た時に水分補給が必要になりますが、ただ水を飲むだけではなく電解質が必要になります。そんな時に粉末のポカリスエットを飲むと良いので日本から持っていくようにしましょう。
まとめ
- 水道水は飲まない
- 冷たい飲み物も注意が必要
- 生野菜・カットフルーツを食べない
- 火の通った料理を食べるようにする
- コップを洗うのも歯を磨くのもミネラルウォーターを使う
- 聖地と言われる場所であっても沐浴はしない
- 日本から薬は持って行っておく
心配しすぎて旅が楽しめなくなるかもしれないですが、それでも現地で体調不良になってしまうともっと楽しめなくなります。せっかくの旅行ですし安心安全に楽しんで行く方がいいですよね。
ただ数日過ぎてだんだん慣れて油断してしまった時に体調不良などを起こしてしまいがちですので、油断せずにしっかりとお腹と相談するようにしましょう。
個人個人のお腹の強さ、行く国や地域の衛生面、どんな料理を食べるによって変わってきますので、事前に調べれることは調べて、最後は自己判断、自己責任ですので気を付けましょう。
海外一人旅のススメ ↓
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うるかのトウミ
ここまでお読みいただきありがとうございました。