もくじ
潰瘍性大腸炎とパニック障害
私は潰瘍性大腸炎(UC)とパニック障害の二つの病気を患っています。
この二つの病気はそれぞれ全く違う病気で、
潰瘍性大腸炎は大腸に炎症を生じる病気で、自覚症状としては、血便や下痢によるものが多く、重症化すると発熱や体重減少、腹痛を伴う事があります。
放置しますと腸閉塞などの合併症を起こす場合がありますので危険です。
パニック障害は突然起こる激しい動悸や発汗、息苦しさから、死の恐怖に襲われるパニック発作と予期不安を生じる病気です。心療内科や精神科といった病院を受診してもらう心の病といえます。
この二つの病気が一緒になると本当に厄介でとても困ります。
私はUCの方を先に発症して、その1年以上後にパニック障害を発症しました。
両方の病に苦しめられたからわかる、身体の病気と精神の病気。どちらが辛いとかではなくどちらも全然違う辛さがありますし、どちらもなかなか理解されないものです。
潰瘍性大腸炎とは ↓
うるかのトウミ
https://uluka-blog.com/what-is-ulcerative-colitis/
パニック障害とは ↓
https://uluka-blog.com/what-is-panic-disorder/
こちらにそれぞれの病気の事を書いてます。
逃げ場がない
お風呂やエレベーターの中、電車やバスの中、車の渋滞などは万が一パニック発作が起きてしまうとすぐに逃げ出せない場所だったり、助けを求められない状況を恐れて強く避けようと思うようになります。
私はパニック発作を自分の家のトイレで起こしたことがあるため、自分の家のトイレが一時的に怖くなった時がありました。
ここで厄介なのが潰瘍性大腸炎という持病だったのです。
下痢や下血、腹痛等でトイレに行かないわけにはいきません。
自分が今どっちの症状でしんどくなっているのかもわからなく、過呼吸で苦しんでいる時にお腹の調子も悪かったら、体がそわそわしながら息苦しさにも耐えながら、じっとしてられないのに便座に座っていないといけない状況になってしまうのです。
とりあえずトイレのドアを閉めると恐怖になるので、ドアはいつも開けておかないといけないですし、お腹が痛くても一旦中断してトイレ外へ行き、呼吸を整えてすぐに戻ってくるようなことを何度も繰り返していました。
この時は本当に一人暮らしでよかったと思いました。
UCではないですが、過敏性腸症候群(IBS)とパニック障害を合併して、閉鎖的な空間に遭遇すると、恐怖感で強い便意を催し慌ててトイレに駆け込む場合や、便失禁をしてしまうなんてこともあるみたいです。
ストレスを適切に対処
不規則不摂生な生活、元来体質的に自律神経の働きが不安定、不安を感じやすい傾向、ストレスへの対処がうまくいかないなどの要因が関与しています。
特に人間関係における様々なストレスに対して、自分の感情や欲求を意識的、無意識的に抑え、相手の期待に応えようと過剰な努力を払うような方は注意が必要ですし、ストレスを適切に対処できるように生活習慣の改善や薬物治療だけではなく、心身両面から取り組まないといけないです。
人付き合いが面倒になりストレスとなる ↓
うるかのトウミ
まとめ
潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群のような身体の病気と、パニック障害などの精神の病気とそれぞれ違いますが、適切なストレスの対処法を身に付ける必要があります。
私自身も人間関係などのストレスが酷い時に、おなかの調子が悪くなったり、パニック発作が起きたり、不眠気味になったりとよくない変化が起きています。
ストレスを適切に対処できるように生活習慣の改善や薬物治療だけではなく、心身両面から取り組んでいき、少しでも気になることは専門の医師に早めに相談するようにしましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。