もくじ
海外旅行の虫除け対策
海外旅行に行くときは、入国の時の事を考えたり、治安の事だったり、衛生面の事だったり、荷物の事だったりと不安な事は多くあると思います。
でも、忘れがちですが地域によっては、虫除けの事や予防接種の事も考えないといけないです。
日本でも暖かい季節になってきますと虫がたくさん出てきます。
みなさんも夏になると蚊に刺されて痒くて辛い経験を何度もされたかと思います。
日本でだとほとんどの場合は痒いだけで済むかもしれませんが、海外ですとマラリアやデング熱などに感染するリスクもあります。
特に熱帯・亜熱帯地域に行く場合は注意が必要です。
私がバックパッカースタイルでひとり旅をはじめたのが東南アジアからでしたが、蚊に刺されないように最初からとても注意していたのを今でも覚えています。
私はひとり旅に行く前に、東南アジアを周遊したことがある友人が数名いて、その方々から色々と情報を頂けたので準備していけましたが、彼等の話を聞いていなかったら虫対策なんてしていなかったと思います。
しっかりと虫除けの事も頭に入れて安心できる旅行にしていきましょう。
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うるかのトウミ
蚊を介したおもな感染症
マラリア
マラリアは全世界で年間3億人以上の患者と100万人以上の死者が報告されています。
高温多湿・雨の多い地域で多く見られます。
東南アジア、中南米、アフリカ、中東に行かれる時は特に気をつけなければいけません。
初期症状として、38度以上の高熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、下痢、嘔吐、関節痛など。
症状が重くなると、意識障害、低血糖、腎障害、多臓器不全といった症状が引き起こされる事があります。
感染から症状が出るまでの潜伏期間が異なりますが、数週間以内に発症することが多いです。
小児や妊婦、免疫力の弱い方は重症化しやすいので特に注意が必要です。
デング熱
デング熱は通年、全世界で年間数千万人の患者が発生しており流行地域も拡大しています。
主に東南アジア、南アジア、中南米などの熱帯地域に流行する病気です。
日本人の旅行者では、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、インドネシア、ブラジルに渡航された方の感染が多いみたいです。
感染してから発症するまでの潜伏期間は通常3~7日ほどです。
症状としては、頭痛、関節痛、筋肉痛、吐き気、嘔吐、皮疹、目の痛みなどが挙げられます。
黄熱
アフリカ、中南米で流行している感染症です。
人は蚊に刺されることで病原体に感染します。
初期症状は発熱、頭痛であり、重症化することがなければ3日程で症状は改善します。
重症化する方は患者の15%ほどで、重症化すると亡くなる場合もありとても危険です。
黄熱に対してはワクチンによる予防接種が可能であり、入国の際に黄熱病の予防接種証明書の提示が義務付けられている場合もあります。
黄熱ワクチンはどの医療施設でも摂取可能というものではないため、渡航前にしっかりと調べて対応しましょう。
ウエストナイル熱
アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、西アジア、など広い地域で流行している感染症です。
主な症状として、発熱、頭痛、筋肉痛、筋力低下、食欲不振、背部痛、皮膚発疹などが挙げられます。
基本的には1週間ほどで自然回復します。
しかし、ウエストナイルウイルスによる脳炎や髄膜炎を発症することもあり、致死的な経過を取る事もあり、一命をとりとめたとしても後遺症が残る事があります。
虫除け対策
虫除けのスプレーを忘れずに持っていくようにしましょう。
ただ、飛行機に搭乗する際に、テロ対策などの安全面から、スプレーに関してはチェックが厳しくなっています。
100ml(g)を超える容器に入った液体物は機内への持ち込みが禁止されています。
日本から持っていく場合は手荷物ではなく預け荷物にすることを忘れないでください。
スプレーは現地で売っているものの方が効き目が強くて効果が高いことが多いので、日本ではなく現地についてすぐに購入しても良いと思います。
携帯用の虫除け器具をつかうのも良いと思います。
私はカバンにつけて常にスイッチを入れていました。完全に防げるわけではないですが、効果はありました。
服装に気をつける
あたたかい地域に行くのですから、半そでや短パンになってしまいます。
街歩きぐらいでしたら問題ないとは思いますが、自然の多い所や遺跡を見に行くときなど虫が多くいそうなところでは、なるべく長袖を着用するようにしましょう。
ズボンも長ズボンを履くようにして、サンダルも草むらなどでは履かないようにして、スニーカーなどを履くようにしましょう。
夜寝るときは知らないうちに虫に刺されていることがよくあるので、寝るときは長袖、長ズボンを着用するほうがいいです。
渡航前に調べる
厚生労働省検疫所FORTHホームページなどで最新の情報を確認してから行くようにしましょう。
厚生労働省検疫所FORTHホームページ
出典:厚生労働省検疫所FORTHホームページ
さいごに
自分は蚊に刺されても感染しないし病気になんてならないから大丈夫。
なんて軽く考えることは決して思わないようにしましょう。
いつどこで危険があるかわかりません。
虫除け対策をするのが面倒な気持ちもわかりますが、防げる予防はしておくべきです。
蚊に刺されたら病気になると常に頭に置いておいてしっかりと安全に旅をしていきましょう。
自分の旅スタイルを探る ↓
https://uluka-blog.com/how-to-choose-a-trip/
ひとり旅をすることによってわかること ↓
うるかのトウミ
ここまでお読みいただきありがとうございました。