もくじ
いつまでもしつこい潰瘍性大腸炎の私の治療方法
潰瘍性大腸炎退院して数か月間の生活
退院して大体3か月ぐらいでまた体調悪くする。
しばらく家でおとなしくしていましたし、特に酷い下痢もなかったので、苦しい状態からは完全に開放され、歩く事もできるようになってきたので少しずつ基本的な生活をする事にも慣れてきました。ただ、まだステロイド剤は少なくなってきたとはいえ飲んでいましたし、飲むと副作用で眩暈と吐き気はしていました。ステロイドは朝食後と昼食後に飲んでいました。
正月も過ぎた寒い日に私は体調を崩し、そのまま下痢などがまた増え始めました。結局また下血したので、すぐに病院で診ていただき、白血球除去療法をまた1セット10回することになりました。ステロイドも少しだけ増えました。3週間ほどで白血球除去療法も終えて、ステロイドを増やしたため、この時の下血と下痢も治まりました。今後の治療方法を医師と相談し、レミケードかヒュミラかどちらかを勧められました。
レミケードとヒュミラ
レミケード
潰瘍性大腸炎やクローン病の炎症のもとになっているTNFαという物質の作用を選択的に抑える薬で、今まで使用された薬剤や栄養療法を使用しても効果がなかった活動期の病変や肛門部の病変に効果があると考えられています。
レミケードは点滴で行う治療で、外来で施行可能なので入院の必要もなく、病院で医師や看護師が行ってくれます。投与時間は2~3時間ほどかかります。
基本的に、始めた日、2週間後、6週間後の3回点滴を行います。効果がみられた場合は、良い状態を維持するために、その後2ヶ月ごとに治療を継続する場合が多いみたいです。3回投与しても効果がない場合は継続しても効果がない可能性が高いので、ほかの治療法を行います。
副作用として、レミケードの点滴時及び点滴直後に、呼吸困難、発熱、めまいや頭痛、胸痛、高血圧及び低血圧などの症状が認められる場合があります。また、感染症にかかりやすくなるために注意も必要になります。
ヒュミラ
レミケードと同様に抗体によってTNFαの働きを阻害します。
レミケードの投与方法が点滴であるのに対して、ヒュミラは皮下注射により投与でき、2週間に1回の投与で済むために投与方法が簡便であることが特徴です。
医師の許可があれば、病院で注射指導を受けた後、患者本人が注射する自己注射も可能です。
副作用として、他の生物学的製剤と同様、免疫の働きを低下させるため、感染症にかかりやすくなる事があります。
ヒュミラでの治療
医師との相談の結果、私はヒュミラでの治療を選択しました。
レミケードは病院ですべて任せてできる長所がありますが、決められた日に病院に行かなけらばならない点と、レミケードの点滴をやめるタイミングが難しい点、主治医からは、
『基本的にはレミケードからヒュミラになる事はあまりないが、ヒュミラが合わなくてレミケードにする患者さんは普通にいますよ』
と言ってましたので、ならまずはヒュミラから試してみようと思いました。
ヒュミラはわざわざ病院に行かなくても2週間に1本分を計算して頂けるので、病院に行く面倒なことは少なくなり楽になります。ただ、自己注射ということで、注射を自分で打つことに対しては最初はかなり抵抗があります。自分でするのが怖いと思ってしまい、ヒュミラを選んだことを最初は後悔すらしていましたが、看護師から自己注射指導をして頂いて、そんなに大したことではなかった事と、思っていたよりもずっと痛くなかったので、慣れればヒュミラの方が楽かなと思いました。おへその下あたりか太もものどちらかでするみたいですが、私はおなかよりも太ももの方が痛みもないですし楽なので太ももにしています。個人的にはほぼ痛さはないに等しいぐらいに痛くないです。人によって痛いと感じる方もいるみたいですので、私はその点はよかったです。
私にはこのヒュミラでの治療が合ってるみたいで続けて投与していきました。ヒュミラを投与してからは基本的には今のところは再燃しておりません。人により症状も体質も違いますので、医師としっかり相談して決めましょう。
今回は退院して数か月後からの治療法について書きました。
今日も一日無事に過ごせたことに感謝です。