もくじ
JRの特急列車の乗り継ぎ割引(2022)
※2023年3月のダイヤ改正で変わりましたのでお気を付けください。
2023年3月以降の乗り継ぎ割引について改めて投稿しています↓
うるかのトウミ
国内旅行をする時に一番利用するのがJRの新幹線や在来線の特急列車です。
やっぱり一番は時間の正確性。そして本数が多い。車内も清潔で快適。
日本の鉄道の良い所はダイヤがかなり正確にできているので、旅行プランがたてやすい事です。
列車の遅れの原因が車両故障や信号や架線のトラブルなど除いて鉄道会社側が悪いことってほとんどなくて、大体は鉄道会社側も被害にあっていることが多いです。
踏切の遮断機が折れているとか駆け込み乗車や車内のトラブル、天候の問題などと色々ありますが、そのほとんどが鉄道会社のミスではありません。
なので、実際日本の鉄道はかなり信用できると思っています。
でも他国と比べても運賃や料金は高いイメージはあります。
これだけのサービスや運用をしているのですから費用も掛かってしまいますよね。。
今回は私がよく利用するJRの特急列車の乗り継ぐときに一定の条件を満たすと安くなる乗継割引についてです。少しでもお得に乗るために知っておいて損はないと思います。
少しでも特急料金が安くなる方がいいですよね。
JR線の途中下車について ↓
うるかのトウミ
https://uluka-blog.com/get-off-on-the-way-jr/
乗り継ぎ割引とは
JR線での特急列車や急行列車を乗り継ぐと特急・急行料金、指定席料金が半額になる割引です。
新幹線と在来線の乗継割引
元々新幹線ができる前は大都市からだと時間がかかったとはいえ直通で行くことができた駅がたくさんありました。しかし新幹線が開業して色々な特急列車が廃止されました。
新幹線によってスピード面では速くなりましたが、限られた区間にしか新幹線が走っていないので、新幹線で大都市間を移動して、到着した別の都市から先に行くのに在来線の特急に乗り換えないといけなくなりました。
特急券は基本的には乗る列車ごとに特急券を買う必要があるので、元々直通していた列車だと一枚のきっぷでその特急に対しての一つの料金だけ支払えばよかったのが、新幹線で別の都市に移動して、そこから先に乗り換えが発生することにより、またさらに乗り継いだ列車の特急券を買わないといけなくなります。なので新幹線と乗り換えた特急の2枚のきっぷの料金を支払わないといけなくなります。
そこで新幹線に接続する在来線の料金を減免する措置として導入されたのが乗り継ぎ割引制度です。
ですので、新幹線から在来線に乗り継ぐ場合は、新幹線である程度の距離を移動しているとみなされるので、新幹線から乗り継ぐ場合は新幹線の乗車した日のうちに乗り継ぎの特急列車等に乗らないといけません。
逆の場合は、当日と翌日の2日間になります。
特急列車は新幹線と違い時間がかかる場合がありますので、新幹線にその日のうちに乗り継ぐことができない可能性があるからです。
新幹線を先に乗るとき、後に乗る在来線特急に乗り継げない事もありますが、新幹線は速達性もありますし本数もありますので、その日のうちに乗り継げる可能性の方が高いので有効期間は乗車日当日だけになります。
なお、出発前に乗り継ぐ列車双方の特急券などを同時購入した場合に限り割引になりますのでご注意ください。乗車後はこの取り扱いはできないです。
寝台特急サンライズ瀬戸とJR四国の乗り継ぎ割引
寝台特急サンライズ瀬戸とJR四国の特急・急行を乗り継ぐ場合も適用されます。
坂出駅または高松駅ではじめに乗る列車の乗車日またはその翌日に乗り継ぐ場合は、
JR四国内の特急料金、指定席料金が半額になります。
出発前に乗り継ぐ列車双方の特急券などを同時購入した場合に限り割引になりますのでご注意ください。乗車後はこの取り扱いはできないです。
こちらは乗る人はかなり限られていますので切符を買われる際に駅員に尋ねる方がいいと思います。
サンライズ瀬戸号の乗り継ぎについて ↓
JR西日本 おでかけネット
https://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/guide/express_tickets/transit_discount02.html
JR四国のきっぷのご利用案内 ↓
JR四国 公式HP
https://www.jr-shikoku.co.jp/02_information/kippu_info/tokkyu.shtm
適用される駅について
新幹線と在来線の乗り継ぎ割引が適用になる駅
- 東海道・山陽新幹線 新横浜~新下関
- 東北・北海道新幹線 新青森、新函館北斗
- 上越新幹線 長岡、新潟
- 北陸新幹線 長野、金沢
- 大阪駅(新大阪駅で新幹線と乗り継ぐ場合に限る)
- 坂出・高松駅 (岡山駅で新幹線と乗り継ぐ場合に限る)
- 直江津駅 (上越妙高駅に直通運転している在来線特急・急行に乗車して上越妙高駅で新幹線と乗り継ぐ場合に限る)
- 津幡駅 (金沢駅に直通運転している在来線特急・急行に乗車して金沢駅で新幹線と乗り継ぐ場合に限る)
注意点
- 九州新幹線には乗り継ぎ割引はありません。
- 新青森~青森駅間は乗車券のみで特急・急行の普通車自由席を利用できますので乗り継ぎ割引にはなりません。
- 新幹線をはさんで、在来線の特急・急行列車を乗り継ぐ場合
(特急列車で新幹線をサンドイッチするような旅程)は、在来線のいずれか高い方の料金が割引になります。
(2022年2月現在)
利用例
通常期での利用例を出しておきます。
料金の金額だけですので、運賃は別途必要です。
新大阪 →(新幹線)→ 名古屋 →(特急)→ 松本 の例)
新大阪から新幹線で名古屋までの料金は同じです。
名古屋から松本までの特急しなの号は乗継割引により安くなります。
通常ですと、自由席2,200円、指定席2,730円の料金がかかりますが、
乗継割引が適用されますと 自由席1,100円、指定席1,360円 になります。
東京 →(新幹線)→ 岡山 →(快速)→ 坂出 →(特急)→ 松山 の例)
東京から岡山までの新幹線の料金はそのままです。
岡山と坂出は快速列車で移動します。
坂出から松山までは特急いしづち号に乗り継ぎます。
通常ですと自由席は2,200円、指定席は2,730円の料金がかかります。
乗継割引が適用されますと 自由席は1,100円、指定席は1,360円になります。
和歌山 →(特急)→ 新大阪 →(新幹線)→ 岡山 →(特急)→ 松江 の例)
新大阪と岡山は新幹線なのでそのままの料金です。
和歌山~新大阪間と岡山~松江間の2か所特急を乗る新幹線をはさむサンドイッチのような旅程です。
この場合ですと特急券のいずれかの高い方の特急料金が半額になります。
和歌山から新大阪までのくろしお号は自由席990円で指定席は1,520円です。
岡山から松江までのやくも号は自由席2,200円で指定席は2,730円です。
くろしお号よりもやくも号の方が料金が高いですのでやくも号の料金が半額になります。
くろしお号と新幹線の料金はそのままです。
やくも号の料金が自由席は1,100円指定席が1,360円になります。
(2022年2月現在の場合の例)
簡単に言うと
新幹線と特急列車を乗り継ぐと、特急列車の特急料金が半額になる。
その日のうちに乗り継ぐ前提で切符は同時購入すること。
(在来線特急から新幹線に乗り継ぐ場合はその翌日も使えます)
バラバラに特急券を購入した場合には適用されないので必ずセット購入しましょう。
さいごに
運賃や料金の事を意識してきっぷを買うことってそれほどないことかもしれません。
ですが、こういったルールがあるのでしたらやっぱりお得に買える方がいいですよね。
フリーきっぷや特定の条件下での利用によってもっとお得になる場合もありますが、
発売時期が決まっていたり、人数制限があったりと自分に合わない事も多々あります。
乗継割引に関してはどの時期に購入しても一人からでも適用されるものですので、
ぜひどこかに行かれる際は活用してみてはどうでしょうか。
もしわからないことがありましたら駅員や旅行会社の方などに相談してみてもいいと思います。
アメブロ 『うるかの日常』
アメブロ うるかの日常
毎日夜に投稿していますので、こちらもぜひのぞきにきてください。
https://profile.ameba.jp/ameba/uluka960/
外出できないから旅プランだけ今のうちに考えておいた ↓
https://ameblo.jp/uluka960/entry-12724190333.html
鉄道旅行をしたことをブログで書いてますのでそちらもぜひ見てください。
うるかのトウミ
中央線経由で東京から名古屋への旅 ↓
https://uluka-blog.com/tokyo-to-nagoya-via-the-chuo-line/
関西どこでもきっぷの旅(JR西日本) ↓
https://uluka-blog.com/jrw-tickets-everywhere-kansai/
みんなの九州きっぷ(北部九州版)の旅 ↓
https://uluka-blog.com/jr-kyushu-tickets-everywhere/
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。