もくじ
潰瘍性大腸炎の時のごはん(おかゆ以外)
私は潰瘍性大腸炎になり主にお粥を食べていたのですが、退院するぐらいには絶食期間から1週間~2週間ぐらい経過したので、少しずつ食べ物が変わってきました。
お粥ですが徐々に固くなっていき、
重湯が2日後ぐらいには三分粥に、
三分粥はまた2~3日経過したら五分粥になり、
五分粥はまた2~3日経過したら全粥になっていき、
10日ぐらい過ぎたあたりからついにお粥を卒業しまして、白米を食べれるようになりました。お粥じゃなくなったときは本当にうれしかったです。お粥地獄から解放されました。
では、お粥以外で食べていたものはなにでしょうか?今日は少しだけ当時の私の食事について書きたいと思います。
潰瘍性大腸炎の食事
潰瘍性大腸炎の基本の食事
潰瘍性大腸炎の症状は個人差が大きいために、食事についても、何をどれだけ食べられるかの個人差が大きいです。少しずつ試しながら、自分に合った食品、逆に自分に合わなかった食品を把握することが大切です。
消化器官に負担を掛けないように、脂肪の多いもの、食物繊維をたくさん含む食品、刺激物は避けつつ、必要なエネルギー摂取するためのカロリーは高めるように心掛けましょう。
私は体重20キロほど落ちていたので少し体重増やさなくてはいけなかったです。。。
潰瘍性大腸炎の人が食べてもいい食材
食事の基本は、
高カロリー、低脂肪、低食物繊維、低刺激
おさかな 魚なら比較的安心して食べられます。
タラやカレイ、サワラなどの白身魚、マグロなどの赤身のような脂の少ない魚を食べるのが安心です。
ただし、お刺身などの生ものや揚げ物といった油の多いものは、体調がすぐれない時は避けるようにしましょう。生ものは、食中毒などのリスクも考えられるので、退院してからしばらくは食べない方がいいと思います。私はすごく不安だったので、半年ほどは食べなかったです。寛解期でも調子がすぐれない時は避ける方がいいです。
調理方法としては、白身魚の西京焼き、ちゃんちゃん焼き、塩焼き、煮物などがよいと思います。
お肉 お肉も食べたくなると思います。
鶏肉の胸肉やささみがいいと思います。調子が少し良くなったのなら、牛や豚の赤身肉などもいいでしょう。ロース肉やバラ肉、ベーコンなどの脂質が多いものは避ける方がいいと思います。
調理方法としては、ささみは火を通して食べたり、胸肉はシンプルに焼いたり、煮物にしたりと、刺激を避ける調理を心がけましょう。
炭水化物
私が医師から言われたのは、
『お米とパンとうどんは裏切りません。食べれない時はその3つのどれかを食べてください!』
と言われました。
お米は体調に合わせてお粥にすることもできますし、パンなら食パンを選んだら問題ないと思います。うどんは胃腸にも優しいので大丈夫ですね。
あとは、そうめん、もち、スパゲッティなどもいいでしょう。
脂肪の多い、ラーメンやクロワッサンはなるべく避ける方がいいです。
体調さえよくなればまた食べれるようになるので、少しの間は我慢しましょう。
脂質はなるべく控えましょう
一度に多くの脂質をとらないようにしましょう。脂質を一度に大量に摂取しますと、腸管の運動が活発になり、下痢や腹痛の原因にもなります。
脂質を多く含む食品としまして、
お肉では、牛肉や豚肉のロース肉やバラ肉です。
お魚では、ブリ、サンマ、サバなどがあげられます。
乳製品では、生クリーム、バター、クリームチーズなどがあげられます。
調味料では、マヨネーズやドレッシングなども油が多いのでなるべく避けましょう。
ケーキ屋ドーナツ、ポテチやインスタント麺なども控えましょう。
私は退院後まもなくして、かりんとうがなぜか無性にほしくなり少しずつ食べていたのですが、栄養士の方に
『かりんとうはまだ避けた方がいいですね』
と言われたので、泣く泣く食べるのをやめました。
退院後すぐに避けた方がいい食品ですが、調子が戻ってきて、半年~1年ほど経ってしまえば、食べ過ぎない程度なら食べれるようになることもあります。
私は、1年間はなるべく我慢してその後は、ほどほどに食べるようにしています。おなかとの相談になりますが、私の場合は特に問題ありませんでした。
あとは食物繊維にも注意が必要ですので、最初の内は低食物繊維のものをお勧めします。
私はカレーとか韓国料理が好きなのですが、刺激が強いので1年間は我慢してました。特にカレーは私には合わなかったみたいで、すぐにお腹が痛くなっていました。今は食べれるようになっています。。
水分補給や塩分の不足
下痢をしている方は脱水状態に陥りやすいので気を付けましょう。
水分補給や塩分摂取量も減ってしまいがちになります。
ポカリスエットやスポーツドリンクなどで補うといいと思います。
ポカリスエットとスポーツドリンクは同じように思われがちですが、微妙に違いますのでその時の自分の体に合った方を飲んでください。
ストレスとのたたかい
『高カロリー、低脂肪、低食物繊維、低刺激』が食事の基本です。
ですが、制限ばかりですと当然ストレスが溜まってしまうでしょう。
自分自身の体調をしっかり把握して、体調がいい時は制限を緩める、体調が悪い時は控えてみるなど、食事だけではなく心にもバランスが必要です。
ご自身の体調と相談しながらバランスよくほどほどに思いつめずに食事を楽しんでいきましょう。
私の場合は、今は基本的に何を食べても大丈夫です。でも、自分の体調とは相談しています。今もし辛い方がいるなら今は我慢だけど食べれるようになると思って頑張っていきましょう。
今日はここまでにしますね。
お読みいただきましてありがとうございました。
今日の一日の体調に感謝です。