パニック障害の時の味覚の変化

パニック障害の時の味覚の変化

主に苦しめられた呼吸困難と睡眠障害

私はパニック障害になったのは3年近く前の事でした。
その時と比べて今は症状もなくなり、仕事に行くことも特に苦に思う事もなく、安定した生活をおくることができています。

私のパニック障害の症状で一番苦しめられたのが、呼吸がうまくできなくて酸素が足りてないと錯覚する事や、それに伴っての過呼吸でした。

何度も同じ症状になっても慣れることもしばらくはなく、いつも今回はもうこのまま呼吸できなくなって死んでしまうんかなと思っていました。

そんな症状がでないように、一日も早くパニック障害が治ればいいのにと、食事や睡眠、疲労回復をすることを真剣に考えていました。

睡眠に関しては、睡眠障害がありなかなか寝付けない苦しい思いをしていました。
疲れているのだから早く寝たいなと思っていても、なかなか眠る事ができずに、いつのまにか数時間が過ぎて、

『早く寝ないと、早く寝ないと』

と、どんどん焦っていき、結局ほとんど眠れずに疲れ切ったまま朝を迎えて仕事に行くなんてこともざらにありました。
一睡もできない日もあり、そんな日の仕事はボーっとすることが多くて、集中力も欠けてしまい細かいミスも頻繁にしていました。

しばらくは眠剤や安定剤を飲んで眠るようにして、徐々に薬の量を減らしていき、今はどうしても眠れない時以外は自力で眠れるようになり、仕事にもスッキリと行くことができるようになりました。

味覚の変化と痛み

睡眠と共に気を使っていたのが食事でした。
私は元々食べることが大好きです。

自分で料理をすることも好きで、いつも自分の料理ながらおいしいと満足して生活してきました。今も自分で作った料理が好きです。

でも、パニック症状が酷かった数カ月間はいつもと違う味覚をしていました。

味覚の低下が起こることで、意欲の低下に伴い、食べる気にならないという食欲低下とは異なり、

  • お腹は空いて食欲はあるのに、何を食べても味がわからない 
  • 味を感じられない
  • いつもよりも味が濃く感じてしまう

このような味覚の低下でした。

そして塩分に敏感になっていたのか、しょっぱいものを食べると、口の中に痛みを発していました。
あの時は甘い食べ物は普通にいつもどおり甘いと感じていたのですが、少し塩気の効いたものを食べると、痛くて食べれなかったです。

焼きそば、お好み焼き、たこ焼きなどを食べると、ソースの味が何故か舌にチクチクと刺激され痛くて食べれなかったです。
ソース味の食べ物はいつも好んで食べていたのですが、痛いのもあるし、味は濃ゆく感じましたし、なんかおいしく感じなかったので食べなかったです。

食欲低下と味覚低下が両方とも生じてしまうと、食欲はあるのに、
『何を食べても美味しくない』となり、まさに味気ない食事となります。そのうちに食欲低下にもつながってしまいます。

味覚の異常が起きているときは、亜鉛の不足や唾液分泌の低下などが疑われます。
亜鉛の補充によって症状が改善することもあるようです。

私は当時はそのような事は知らずに、数か月間のパニック症状が毎日何度も出ているときは、食べたくても味が濃いものを食べても辛いので、我慢をして病状が良くなるまで待っていました。

このような細かい症状もしっかりと心療内科の医師に伝えておくべきだったのですが、呼吸ができない事と、睡眠障害、精神的に疲れ切っていて、それどころではなく、しっかりと医師と相談できなかったです。

あの時に医師と相談していたらひょっとしたら亜鉛を処方されて、少しは味覚に関しては改善が早くなっていたかもしれないです。

まとめ

パニック障害になって心療内科や精神科に行っても、いざ受診するときになると、言いたいことがうまく伝わらなかったり、細かい事を自分が忘れてしまっていたりすることは多々あると思います。

味覚がおかしいなどの小さな情報でも医師にしっかり伝えられるように、スマホや紙にメモをして、伝え忘れがないようにするといいでしょう。

時間がかかる病気ですが焦らずにゆっくり治療していきましょう。

パニック障害と診断されてからの就業 

https://uluka-blog.com/panic-disorder/pd-work/

職場でのパニック障害になる状況について 

https://uluka-blog.com/panic-disorder/panic-situations-at-work/
まだの方はぜひ読んでくださいね。


ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

明日も一日頑張っていきましょう。