潰瘍性大腸炎で体力が老人並みですよと退院前に言われました。

潰瘍性大腸炎で体力が老人並み

みなさん普段から歩いたり運動したりして体動かしていますか?
私は体力が落ちないように平日は一万歩以上は歩くようにしています。
歩けることって当たり前のようにしていますよね?健康な体で過ごしていますと、普段生活する事が大変だという事なんて考えたりもしません。歩く事が面倒だと思うことはあっても、歩く事が大変だという人は、少ないのではないでしょうか?今回は潰瘍性大腸炎で大学病院で入院中に20キロ体重が減ってから、退院後にしたリハビリを兼ねた体力づくりについて自分のしたことを書きます。これは私の経験したことなだけで、人によって色々とやりかたや時間の掛け方などもあると思いますので、うるかがこうしていただけと思ってお読みくださいませ。

退院してすぐの自分

2カ月間入院して体重も減り、体力もない人になった

一週間にだいたい2~3キロ体重は減っていきました。最初は病気の症状があまりなかったので、体重が減ってよかったとすら思ってました。でもそれは2週間目までですね。そこからは予想外に同じペースで体重が減少していき、潰瘍性大腸炎の症状も悪化して、絶食も経験し、退院時には20キロほど体重が落ちてました。こんな勢いでまさか体重落ちるとは思ってもみませんでした。
退院時に医師からは

医師
医師

今の体力は老人並みなので階段を上がる事ですら難しいと思うので、気を付けてください

ベットで寝て過ごすことが長かったので、筋肉は落ちてました。一応退院する少し前ぐらいは、病院内の売店に行ったりしてたので、時間はいつもよりも相当かかってましたが、ある程度の体力低下は把握してました。
ですが、エレベーターを使うので階段を使う事はなく、手すりなどもどこでもありましたし、ベンチもすぐにどこでもあったので休めました。

退院し、実家に戻りますと私の兄が車から玄関まで肩を貸してくれました。
ちょっとした段差があったので肩を借りる必要がありました。
段差を上げる足が思ったよりも上がらなくて、つまづきそうになりました。
そのまま実家の布団で1ヶ月近くは、食べ物に気を付ける事と、水分補給することに注意し、横になって過ごす日々が多かったです。

実家は一軒家で二階に私の部屋はありますが、階段を上がることが難しく、危ないので1ヶ月ぐらいはもし上がることがあるなら、家に誰かいるときは呼んで一緒に落ちないように上がってもらっていました。
祖父や祖母が階段上がるのができないとか、肩を貸してほしいとか言っていたのを思い出し、こんな感じだったのかなと思いました。
上がりたいけど、もっと歩きたいけど、手すりが欲しいとか自分の身をもって感じました。こういう事って、街などももっとバリアフリーに力入れたらいいのにと、そのような立場になってなくても思ってましたが、今は心の底からそのような工事とかしてほしいと思っています。
トイレも便座に座っているのもしんどくて、どこかにもたれるところがないかなと思って、長引きそうなときは横の壁に体を傾けて休ませてました。
最初の1ヶ月はこんな感じでした。

体力を戻すために少し動き始める

無理はしてはいけません。なのでいきなり前のような生活をすることもできないので、まずはストレッチとか軽めの運動からはじめました。家の中をちょくちょく歩くようにして、ご飯もしっかり食べて体重も少しずつ増やしていって、家の中で少しの生活改善をはじめました。ちなみに食欲の方はありましたが、絶食してたのもあり胃が小さくなったのか、普段の3分の1ぐらいで満腹になっていました。関係ないですがなぜか老人の好むようなお菓子を少しずつ食べていました。卵ボーロとか麩菓子とかですね。あとビスコなんかも食べやすかったです。
毎日の軽い運動は非常に大事で少しずつ体力は戻ってきました。少し若くなった感じですね。

散歩をする事

また1ヶ月ほど経過し、階段も一人で上がれるようになってきました。実家の1階で寝ていましたが、下痢の回数も減ったのもあり、2階の自分の部屋で寝ることにしました。
ここまできますと、いよいよ自分で近所を散歩することになります。
近所を10分歩く事でも自分には大きな進歩です。最初は外に出る勇気がいりました。
『転倒しないかな?車来たらすぐよけれるかな?』
思ったより外の世界が怖いことに気付きました。それでも、体力回復には歩く事は絶対に必要なので散歩からしました。
一週間おきに距離を少しだけ伸ばしてとあまり無理せずに歩く事に専念しました。実家に戻って3か月~4か月ぐらいの時は、走ることはあまりしませんでしたが、歩く事に関しては問題ないようになってきてました。歩くだけで結構筋力ってつくんですね。。。体重も少し増えて少し順調な気分でした。
でも、ステロイドは少しでも飲んでいたので感染症にならないように、しっかりマスクをして、手洗いうがいなどは徹底してました。基本的に家族以外の接触も避けてました。

結局発症から2か月の入院と10か月ぐらいの実家での暮らしをしまして、1年ほど休職しました。会社には本当にご迷惑をおかけしました。突然の入院だったのでいきなり私がいなくなり、私の仕事が他の方にいきなり回されたことになっているので、私の分の仕事をされた方もそうとうストレスたまっていたのだと思います。

潰瘍性大腸炎になった時の事も書いてますのでまだの方は読んでくださいね。

https://uluka-blog.com/uc/hospitalization-begins/

当たり前にできる事に感謝しましょう

もし健康面でなに不自由なく過ごせてる方は、その事自体が凄い事なのです。
健康であればできる事はたくさんあります。
健康ではないから諦めないといけないことがたくさんあります。当たり前にできる事が、ある人には困難な事な事を忘れないでほしいです。今は普通に歩く事ができます。昔みたいに速かったり距離を長く走ることは難しくても、普通に走る事はできます。
ここまで体力を戻ったのは自分の頑張りと周りのサポートのおかげです。
今は本当に一日無事に過ごせたこと、楽しかったこと、好きな趣味に没頭できる幸せなどを噛みしめています。

今回は老人並みに体力が低下した時の私について書きました。
潰瘍性大腸炎での食事などの事もまた書きたいと思います。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

今日一日楽しい時間を過ごせたことに感謝です。

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