第二の脳と呼ばれる腸の不調

第二の脳と呼ばれる腸の不調

仕事中や授業中に急にお腹が痛くなりトイレに駆け込む。
それが怖くて会社や学校に行けなくなる人も。。。
腸の不調は心理的ストレスと切り離すことはできません。
今日は大腸の難病である潰瘍性大腸炎を持病に持っている私の経験を踏まえての大腸のおはなしをしたいと思います。

腸の不調は大きな症状

大腸の病気

大腸の主な病気として、
大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群、腸閉塞、ポリープ、慢性便秘、慢性下痢、虚血性大腸炎、etc 
など多くあります。

私が経験した病気はこの中では、潰瘍性大腸炎と過敏性腸症候群です。
では、この病気がどのような症状を起こす病気なのかご存じですか?

潰瘍性大腸炎 (UC)

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜が炎症を起こし、ただれ、びらんや潰瘍を形成します。激しい腹痛、下痢や血便があります。また、症状は炎症の広がりによっても変わります。20代~30代の若年成人に多く発症しますが、50代~60代の人にもみられます。
いったんよくなったように見えても、再燃し数か月から数年後に悪化することがあります。欧米人に多い病気とされてきましたが、最近では、日本でも急速に患者の数が増えています。

私のこの病気での症状ですが、血便、一日に20回以上の下痢、腹痛、高熱、炎症部分からの出血による貧血、体重の大幅な減少でした。体重は、病気の悪さと絶食としたのでかなり減りました。だいたい20キロぐらい減ったと思います。

私の入院中の生活を以前書いてますのでまだの方は読んでくださいね。
https://uluka-blog.com/uc/hospitalization-begins/

うるかのトウミ


過敏性腸症候群 (IBS)

この病気は腸の検査や血液検査で明らかな異常が認められないにもかかわらず、腹痛や腹部の不快感を伴って、下痢や便秘が長く続く病気です。
過敏性腸症候群は日本を含む先進国に多い病気です。
日本人では15%ほど、消化器科を受診する方の3分の1ほどを占めます。
20代~40代に発症する方が多く、やや女性に多く認められます。
男性は下痢型、女性は便秘型が多いといわれています。
便通の状態により、

下痢型、便秘型、混合型(下痢と便秘を交互に繰り返す)

の3つに分類されます。

ストレスが原因で大腸の運動機能が障害される可能性や、刺激を腹痛として感じる脳の方が過敏になっている知覚過敏説などさまざまな原因が考えられていますが、はっきりとした原因はわかっていません。

私は下痢型でした。一日になんどもおなかが痛くなりトイレに駆け込んでいました。下痢型の特徴としましては、突然に起こる腹痛や下痢があります。
外出時に便意や腹痛をきたすことで、通勤や通学、外出に支障をきたしてしまうことがあります。

大腸の病気の予防

大腸は第二の脳と言われるぐらいに敏感です。
潰瘍性大腸炎や過敏性腸炎を含め他の大腸の病気も原因がはっきりわかってないものも多いですが、要因の一つとしてストレスが関係していると言われています。
知らない間に体は正直ですので、自分の思っているよりもストレスによるダメージを負っている可能性があります。ストレスをなくすというのは難しいと思いますが、ストレスに感じないように努力をすることは可能です。

私は病気になり未だ原因も不明ですが、症状が起きる1か月ぐらい前から大きなストレスを抱えて仕事に行くのも苦痛になっていた時期がありました。
その後、風邪をひいて体調不良で早退し、翌々日に治らないので病院に行って診察を受け、潰瘍性大腸炎と診断されました。その後、過敏性腸症候群にもなっています。あの時のストレスが原因ではないかと確かではないですが疑っています。

ストレスを減らす。
暴飲暴食を避けバランスの良い食事をとる。
しっかりと睡眠や休養をとる。


以上の事はすごく単純で簡単に見えますが、案外難しかったりします。
自分にとって心も体もリフレッシュできることを見つけることが本当に大切なことだと思います。

今回は大腸の病気で私の経験した潰瘍性大腸炎と過敏性腸症候群について書きました。これはあくまで私の経験ですので、症状は人それぞれ違います。少しでも異変を感じたなら医療機関に速やかにいかれることを強くお勧めします。
私のようになってしまうと、結構やっかいです。はやいうちから対処していく方がいいです。


ここまでお読みいただきましてありがとうございました。


今日一日頑張った自分の身体に感謝を込めて。