もくじ
パニック障害には自己暗示
みなさんの中にも、入学、入社、移動などで新しい環境を迎え不安を抱えている人も多いと思います。そんな方々がなりやすいのがパニック障害です。
パニック障害を経験した人にはわかると思いますが、本当に死んでしまうと思うぐらいに呼吸ができなくなったり、急激な不安感に陥ります。
パニック障害の症状
ある日突然何のきっかけもなく、動悸、息切れ、めまい、吐き気、全身の震え、全身が冷える感じなどがして、いったい突然なにがおきたんだと焦りだします。その時に、激しい不安に襲われてしまい、
『もうこのまま死んでしまうのでは』と思ってしまいます。
パニック発作そのものは10分以内にピークになり、30分~1時間ほどでおさまります。(人によってはもう少し長い場合もあります。)
救急車で病院に運ばれて医師からの診察を受けるころには発作は消え、血液検査や心電図検査をしても異常は見られません。
私は、呼吸困難、全身の寒気、めまいと震えがとまらない状態になり、症状が治まるまで2時間ほどかかりました。
パニック障害の本質は予期不安です。
『死んでしまう!どうなるんだろう!?』
という不安感から、交感神経が必要以上に活発になり、パニック発作が引き起こされます。交感神経は驚いたり、興奮した時に働く神経なので、心臓がドキドキしたり、呼吸が速くなったり、身体や手足の冷えが起きます。
パニック障害が起こりやすいところ
電車に乗っているとき、車を運転しているとき、会社での会議のときなど逃げられないところで起きることが多いです。
以前にパニック発作を起こした場所などは、また起こるのではないかという不安からパニック発作がまた起きる可能性もあります。
電車で発作を起こした人は、電車に乗ることが怖くなり、快速電車や急行電車といった、停車駅が少ない電車では逃げ場がないので、すぐに降りられる各駅停車にしか乗れなかったりします。
私は家で発作が起きて、トイレとリビングを行ったり来たりしていたので、家のトイレが一時期怖くなりました。。
パニック障害の対処法
対処法は、パニック障害を起こしても命に別条がないことを自分に言い聞かせて、ゆっくりと呼吸を整え、心にゆとりを持たせることです。
『死ぬことはないから大丈夫!』
自己暗示をすることが私には効果がありました。
発作が度々繰り返すようなら、心療内科か精神科を受診することがいいです。
抗不安薬、抗うつ薬を処方され、発作が起こりそうな不安なときや、薬を持っているだけでもそれにより安心感があり、お守り代わりになり発作が起きにくくなるという効果もあります。
私は心療内科を受診し、抗うつ薬を処方され、今でもお守り代わりにいつでもカバンの中にいれています。私的には大きな効果があったと思います。
パニック障害では死ぬことはない
パニック障害で死ぬことはないと自己暗示することが大事です。
パニック発作の時は、苦しくて余裕がもてないですが、それでも何度も経験していくと、何となく発作が起きそうだな、なにかおかしいなと感じれるようになります。少し落ちついて、
『大丈夫、死なないから大丈夫!』
と自分に強く言い聞かせましょう。
パニック障害の改善には、根気よく治療を続けないといけません。
生活の仕方によっても経過が変わってくると言われており、日常生活におけるリスク要因を避け、不安や恐怖への耐性を高める生活習慣を心がけましょう。
時間はかかりますが、あせらずにゆっくりと改善していきましょう。
今回はパニック障害についてのおはなしでした。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
今日一日過ごせたことに感謝です。