潰瘍性大腸炎患者はみえないところで苦労してる

潰瘍性大腸炎患者はみえないところで苦労してる

安倍首相が辞意を表明され、潰瘍性大腸炎の事が少しだけ認知されるようになりました。

政治のことは詳しくないので触れないですが、安倍首相が潰瘍性大腸炎でも日本のトップとして重圧のかかる仕事に就き、働かれていたことには、尊敬していましたし、励みにもなっていました。

表では平然と仕事をこなされるように見えていましたが、見えないところでは相当病気で苦労されていたのではないでしょうか。

会食をされている写真や映像などが流れて、平気なように見えていますが、
その時は体の調子がよかったのだと思いますし、仕事での付き合いもあるかと思います。

この病気は本当にその時その時で急激に体調を崩すことがあります。

この病気により誤解されることや悔しい思いもたくさんされたと思います。
心ないことを言う人もたくさんいます。


安倍首相は長い間激務をされ本当にお疲れでしょうし、引継ぎが終わりましたら、自分の病気にだけ向き合い、ゆっくりと休まれてほしいです。

本当にお疲れさまでした。

潰瘍性大腸炎(UC)とは

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。
特徴的な症状としては、下痢や下血と頻繁に起こる腹痛です。
病変は直腸から連続的に、そして上行性に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がります。

  • 潰瘍性大腸炎は、国が定めた指定難病の一つです。
  • 発症原因は未だ分かっていませんが、免疫異常が関係していると考えられています。

日本には、約20万人の潰瘍性大腸炎の患者がおり、その数は年々増加しています。

潰瘍性大腸炎について書いています 

https://uluka-blog.com/uc/what-is-ulcerative-colitis/

私の入院生活について書いています 
https://uluka-blog.com/uc/hospitalization-begins/

まだの方はぜひ読んでくださいね。

潰瘍性大腸炎と言ってもどんな病気なのか?
どこまで辛い病気なのか?
ただの甘えで都合よくお腹痛くなる病気なのではないか?

色々と思われる方も多いと思います。

私は恥ずかしながらこの病気の事を、自分が発症するまで名前すら知りませんでした。

病気の名前は知っていても具体的にどんな病気なのか知らない方もたくさんいらっしゃると思います。

なのでたくさんの誤解を受けることがあり、精神面でも辛い目に合う事も多いです。

潰瘍性大腸炎を発症して4年の私の体調

私は潰瘍性大腸炎を発症して4年以上が過ぎましたが、今は発症時に比べますと、腹痛やそのほかの症状に悩まされる日々はかなり少なくなりました。

最近の普段の生活は特に問題なく過ごせています。
他の方がみると健康な一人の人間としか見えてないと思います。

しかし、他の方よりも免疫力は低くなっていますし、体調管理をしっかりしていても、体調崩してしまう事はどうしてもあります。

健康な方が風邪をひいたりインフルエンザやノロウイルスにかかってしまう事もありますが、この病気になって免疫抑制剤による治療で免疫力が下がったUC患者には、もっとそのリスクがあります。

私はできる予防は可能な限りいつもしています。
それでも、やはり体調不良にはなってしまいます。

職場でもなかなか理解されないですし、私自身も心ない事を言われることもあります。

体調の悪い時はトイレに何度も行くことがあり、それについて嫌味を言われることもあります。

精神的に辛くても生きるためには耐えて体調面以外でも頑張るしかないです。


まとめ

潰瘍性大腸炎はまだあまり認知度が高い病気ではないので、誤解を受けることも多いですし、健康に見えるがために色々な辛い目に合う事もあります。
国の指定難病で、とても辛い病気です。
もっと多くの方に知ってもらい、理解を少しだけでもしてもらえるととてもうれしく思います。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

今日の一日に感謝します。