もくじ
パニック障害があっても旅に行く
私のパニック障害の初期の症状
私はパニック障害になってすぐは、どんなことをしても恐ろしくてたまらなかったです。
電車に乗るのが怖かったり、人がいっせいに歩いている通勤時間がとても辛かったです。
人が歩いている音がすごく耳に残り恐ろしくなったり、人々が歩いてる姿を見るだけでめまいや吐き気やそわそわした感じがしていました。
しかし、その症状は数週間で治りました。
私は職場ではパニック発作になったことはあまりなく、人がいる方が安心してたのでしょう。
家では一人暮らしをしていたのもあり、毎晩パニック発作が起きて息ができない苦しいおもいをしていました。
私がパニック発作をよく起こしていたのがこのような時でした。
- リビングでくつろいでいる時
- トイレでゆっくりと座っている時
- 寝るときの布団に入ってから
- スマホのゲームをしている時
- 夜中寝ていて急に息苦しくなって起きた
いずれもゆっくり休んでいる時です。
職場では周りに人がいるし、仕事に集中しているので意識がそちらにいってましたが、家に帰宅してからはゆっくりくつろげると安心してしまいますので、何かに集中することがなくなります。ゲームだって別に集中しなくても仕事のようにミスをして大事になるわけではないですし。
しかし、本来くつろぐ時間にゆっくり休むことができなかったせいで、私のパニック発作は数カ月間毎日起こっていました。
睡眠不足も深刻で疲れがとれない毎日を過ごしてました。
それから数か月後、私は潰瘍性大腸炎(UC)以来のパニック障害で休職となりました。
自分にとってのストレスとは
私がパニック障害になった原因の一つは難病の潰瘍性大腸炎(UC)になったからだと思います。
UCの診断をされた時のショックも大きかったですが、それ以上にUCによる体調不良も少なくなり、普段通りの生活を送るために復職して、その数か月後にはUC発症前と変わらない生活スタイルを始めたことにより、体力面の衰退や薬を飲んでいる事実、周りからの視線などを強く感じ、その現実に耐えれなくなりました。
自分が思っている以上に自分の身体はストレスを感じていたのでしょう。
おそらく自分でわかっていながらUCになった自分から目をそらして現実を受け止めないように無理をしていたのでしょう。
突然起こるパニック発作にひどく疲れ切っていました。
今までしていた趣味なんて全く手につかなかったです。
毎日生きているのがしんどいと思っていました。
いつパニック発作が起きるかわからないまま、しかもUCで腹痛や下痢、下血が起きる不安も抱えてこの先このまま生きるなんて… と暗い未来しか見えていなかった。
パニック障害があっても旅に行く理由
いつパニック発作が起きるかわからない自分に以前のように旅行に行くなんて考えられなかったですが、病気が治るように治療以外だともう神頼みしかないかと思い、春の桜の季節になんとなく病気平癒のお守りを買うために神社に行ったときに桜がとても綺麗に見えて、写真を撮ってみたら、すごく綺麗に撮ることが出来て、
そういえば私は写真を撮るのがすきだったな。。。
とふと思い出しました。
それから一週間後の休みの日に思い切って一眼カメラをもって出かけてきました。そしたら、本当に楽しくて本当に久しぶりに自分が楽しいと思える時間を過ごすことができたのです。
それからは、土曜日に日帰りでカメラをもって出かけて、日曜日は家でしっかりと休むことをして、それから数か月後には、一泊の旅行に、それからまた数か月経って、韓国なら近いし何度も行ってるから特に不安に思う事はないと思い行きました。
そんな旅行をしていると、私の心は満たされていったのでしょうか。
UCだから、パニック障害だから別に好きな旅行を諦めなくてもいいんだなと思うようになり、心がとても楽になりました。
もう行けないと思っていたことができるようになり、それが小さな自信になっていき、ストレスのはけ口としてうまく機能したのだと思います。
今はパニック発作はほとんど起きなくなりました。
自分はしっかりと通院して医師の言われたとおりに治療して、睡眠もしっかりとるようにしていますので、そのような試みがいい治療だったのは間違いないと思います。しかし、自分の好きだったことをまた思い出してするようになったことも、治療や睡眠、食生活以外に大きな良い影響を与えたと思っています。
今が苦しいなら無理をしなくていいと思います。
私も苦しすぎて何もできなかったですし、ゆっくり休んでいいと思います。
もし、少し心に余裕ができたら、自分が好きだった趣味などを思い出して、少しだけ味わってみたら思っているよりも大きな良い効果を発揮するかもしれないです。
私はまたカメラをもって旅行に行きたいです。
その楽しみがあるから今は生きていけてると思っています。
パニック障害の予後の生活 ↓
https://uluka-blog.com/panic-disorder/life-with-panic-disorder/
まだの方はぜひ読んでくださいね。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。