UCだからといってネガティブにならなくてもいい

私は潰瘍性大腸炎（UC）になって、自分が難病になったのかというショックが大きかった。
最初に診断されたときは、正直そんなにピンとこなくて、そんな病気があるんだ。。。とそれほど深刻に捉えていませんでした。

入院してしばらくすると、考える時間も増え、次第に悪くなっていく症状で自分は難病になったんだなとじわじわと感じていきました。

最初はいい薬があるからすぐ治るよと医師からも言われていたのですが、思ったよりも効果はなく、むしろアレルギー反応がでて悪化しました。
（のちに、私はアサコールのアレルギーがあることがわかりました。）

その後転院して無事によくなり、１年休養ののちに仕事復帰しました。

仕事を復帰してからが、私はとても精神的に辛かったです。
思ったように体が動かない、すぐトイレ行きたくなるけど、家や病院みたいにトイレは近くないです。

みんなからどう思われているのだろうか。。。
私が話してる事全部嘘っぽく聞こえてないだろうか。。。

色んな事を考えていますと、だんだんとネガティブな考えに変わっていきました。
そんな状態だと、まともに家で休むこともできませんでした。

改めて自分の事を考える

ネガティブに考えない方がいい

病気を発症したころはショックだと思います。
落ち込むことの方が多いと思います。
周囲に理解してくれる人も私は少なかったです。
家族の支えでなんとかできましたが、やっぱり全部を理解してもらうのは難しいので、もどかしい気持ちは残ります。

ひとりひとり症状が違うので、みんな一律にこれを言えばいいというのがないです。なので、周りもとても困ったと思います。

症状が重いときは、何も考えられない人もいると思うので無理はしなくていいと思います。
でも、症状が和らいできたなら、現実的なことも考えないといけません。

そのときに、ネガティブに考えてしますと、やっぱりいい方向にはいかないと思います。私の場合はネガティブに考えるとやっぱりすべて悪い方向にいってました。

病気になりネガティブになってしまうのはわかりますが、なってしまったのはもうどうしようもありません。そこからどういい生活をするか考えた方がいいです。

やりたいことはやったほうがいい

食べたいものが食べれない。
体力的にやりたいことがやれない。

症状が出た初期の頃や、診断されて数か月しか経ってない時は、食べれないものが多いと思います。

人によって違ってきますが、多くの人が辛い時期を乗り越えて、腸の調子が落ち着いた頃には、無理しない程度に好きなものが食べれるようになっている人も多いです。
私も今は特に食事の制限をしていません。
ただし、体調が悪い時は消化のいいものを食べたり考えています。

もしやりたいことがあるなら、本当にできないか、できないと思っているだけか考えてみましょう。

私はやりたいことがたくさんありました。
病気で体力がなくなり一時的にできなくなりましたが、今はある程度はできるようになりました。

もちろん諦めた事もあります。スキューバダイビングが好きでよく行ってましたが、やはり水中でおなかが痛くなったり、苦しくなったりしたらどうしようかと怖くなり、今は行っていません。特に問題ないと言った声もききますが、やっぱり私は体への負担を考えて諦めました。

でも、旅行は好きなので、最初はトイレがある所をちゃんと調べて行ってましたし、診断されて４年経ちますが、海外への旅行もできるようになりました。
元々バックパッカーしてたので、そこはやっぱり旅がしたくてたまらなかったです。

UCになってからも数週間ほど東南アジアやヨーロッパなどにも行ってます。
以前よりも衛生面はしっかり管理して、無茶もしないようにしてますが、それでもやりたいことを我慢せずに行くことができました。
UCになってから１０ヵ国ぐらいは行ってると思います。

他にもテニスとかウォーキングなどの運動や語学の勉強とかいろいろしています。

病気になって、人生って一度きりだから有意義に使おうと改めて思いました。

他の人よりも健康に気を使ったり、食生活だって改めましたし、自分の身体と向き合えるいい機会になったと思うことにしました。

まだまだ理解されにくく、伝わりにくくて苦労することが多いですが、自分の人生一度きりです。病気になってしまったなら、他の方よりも心の痛みはわかるようになったと思いますし、優しくもなれました。

やりたいことを我慢していてもつらい期間が長引くだけだと思います。
一日一日生きる事に必死ですが、これからも必死に生きていくつもりです。